


八重樫茂子

今日も織り、明日も織る。夏の暑い日も、お昼ご飯の眠たい時間も。織ればマフラーが出来上がる、織らなければ東京クラフトフェスティバルに持っていくものはない。仕上げ洗いをして、アイロンをかけてピカピカにおしゃれしていく東京クラフトフェスティバルは、私の家しか知らないマフラーたちにとって、パーティー会場。そこでお姫様や王子様に出会い新しい世界にいく。なんて素敵な話でしょう。これは私の家にいるマフラーたちのお話です。

「ショールの赤」水色のラインが効いている方です、白赤とは違います。

「マフラーの赤」どっちの赤が気にいるかは、そのときの気持ち。

「ショールのユキノソラ」枝についた雪を眺めていたら、その向こうは青空でした。

「マット」床でもキャビネットの上でも、壁にかけても華やぎます。

「針山」針を刺しても刺さなくても、好きならいいんです。

「ピクチャー」鳥です。触れませんが、じっくり見ていただくことは可能です。