


シオタニミカ

神奈川を拠点に、伐採された木を未乾燥の生木の状態で加工する技法を主に用い、うつわや生活道具、オブジェなどを制作しています。木が乾燥していく過程で生まれるゆがみや、節などの成長の痕跡をそのまま楽しめる造形が特徴です。主に神奈川を中心に、日本各地の山や街中で伐採が必要になった木を使用しています。「使えない」とされる木に隠れた魅力や可能性を見出し、昔ながらの鉄染やかすがい、陶芸の技法なども取り入れて、木のポテンシャルを探って楽しんでいます。身近にある木や伝統的な手法であっても、実際には知らないことが多く、知ることで自然や素材の奥深さ、美しさや面白さに気づけるかもしれません。日常的な道具でありながら、人や環境、出来事をつなぐ“言語”のような存在となり、見る人の心や使う時間にときめきを届けられたら嬉しいです。

「生木ボウルたち」樹種も形もさまざま。ゆらぎや節など、見て触れて味わってください。

「熊山さんとシャケ男くんシリーズ」木彫りのクマ鮭をアレンジ。昔ながらの技法で木を染めて絵柄を描いています。

「mugmug」持ち心地や口当たり、相性ぴったりな子に出会えるかしら。

「moon cup」漆で仕上げたカップ。重ねた漆から生まれた、部分によって異なるテクスチャが神秘的です。

「ピヨ」木目の個性が色とりどりの小鳥たちのような片口です。

「おやつ泥棒」うつわの中に何か入れると走って逃げそうに見えるかわいいヤツです。