150組を超えるクラフトの“巨人”たちが大集結。「東京クラフトフェスティバル」初開催!
2025.07.15
たった一枚の豆皿に出会え、泣いてしまったことがあります。作家が自らの手で成形し命を宿した、世界でひとつの作品に心から嬉しく感じたのです。それは眺めているだけで悩みが晴れたり、使うたびに幸せを感じるひとときを過ごさせてくれたりする存在。“時間を積み重ねて作られたもの”の愛おしさに、思わず胸が熱くなるのです。
そんな「手仕事の美しさ」と「作り手の魂」に触れられる新たなイベントが、2025年10月に幕を開けます。その名も「東京クラフトフェスティバル」! うつわ、靴、アクセサリーなどを手がける作家に加え、クラフトビールをはじめとした、理想の素材や製法を探究し続ける“クラフトフード”のスターたちも集結します。自分の人生とともに歩んでいきたい、と思える素晴らしい作品を生み出し続ける総勢150組以上の作り手が一堂に会します。
「東京クラフトフェスティバル」のルーツは、2006年に手紙社が立ち上げたイベント「もみじ市」にあります。河川敷の気持ちの良い空間で開催されていたこのイベントは、作り手と使い手が直接交流できる場として多くの人々にお越しいただきました。単なる「もの」を渡すだけでなく、作り手が情熱と魂を込めて作り上げた作品を通じて”思い”を交換できる場所。そんな場作りを目指して、私たちはいまも活動を続けています。
私たちが直接見て触れて、尊いと感じた人たち。作品そのものの魅力はもちろん、その背後にいる作り手たちにも、私たちはたまらなく惚れています。完成までの背景や込められた思いに強く惹かれるのです。自分たちが喉から手が出るほど欲しいものを集めるべく、現在進行形で良いものを探す旅を続けております。
舞台となるのは、東京都稲城市に開業した「ジャイアンツタウンスタジアム」。国内で初めてとなる水族館一体型の新球場で、読売新聞東京本社、読売巨人軍、よみうりランドの3社が進めているスポーツとエンターテインメントが融合したまちづくりのプロジェクトです。「ここを手紙社のイベントの聖地にしたい!」というよみうりランドさんのラブコールと合わさる形で、新球場にて新イベントを立ち上げる計画がはじまったのです。
2012年に東京・調布で始まった「東京蚤の市」や、2017年に東京・浅草で始まった「紙博」は回数を重ねるごとに成長し、今では日本有数のビッグイベントへとなりました。それはきっと、長い年月をかけて作り手と使い手が会話をし心を通わせることで成立してきたのだと思います。2025年10月に開幕する「東京クラフトフェスティバル」もまた、多くのお客様に必要とされる、作り手と使い手の架け橋の場になれるようにと信念を込めて、私たちはこのイベントを背負ってたちます。
よみうりランドとタッグを組み、手紙社が選りすぐったクラフトの“巨人”たちによるオールスター戦をこのスタジアムで開催します! 見て、触れて、食べて、堪能するクラフトの祭典の幕上げにご期待ください!