


田川舞

籾殻を用いた焼き締めによる炭化焼成や、土と釉薬の反応による自然が描き出すような緋色や景色を大切にしながら、日々作陶しています。花器は、ただ花を挿す器ではなく、空間に置くだけで存在感を放つオブジェのような佇まいを意識しています。器は、使うことでその魅力がより深まり、料理を引き立てる静かな美しさを目指して制作しています。窯の中で起こる自然な変化を見ながら、焼きあがる瞬間を楽しみにしています。

籾殻と一緒に焼成する炭化焼成の器。

「炭化ポット」炭化焼成による表情を生かした小ぶりなポット。

「麻紐緋襷花器」麻紐を巻き付けて焼成した線画のような表情の花器。

竹のヘラで模様を施した生き物のような花器。

9寸プレート(紺)銅を多めに配合した光沢感のある釉薬。

「スープカップ」スプーンで掬いやすく色々な場面で使いやすい形を意識しました。

大鉢(薄青)秋空のような淡い色合いの釉薬。