暮縞

埼玉県川越市で作陶しております暮縞(くらしま)と申します。私たちの陶磁器は、ひとすじひとすじ、マスキングテープで施されたストライプ模様や、花のように優美な曲線が魅力です。使いやすさと美しさを兼ね備えた器は、手に取るたびに日々の暮らしに静かな喜びをもたらします。そして最近、新作として登場したのが、持ち手が“めがね”のかたちをした遊び心あふれるめがねシリーズ。ちょっとした驚きとクスッと笑える可愛らしさで、使う人の心まで温かく包みます。さらに、陶器の表面に漆を焼き付けた伝統技法「陶胎漆器」を用いた作品では、漆と金属が生み出す独特の質感と深みのある色彩が、触れるたびに新たな発見を与えてくれます。飾るように使い、使うことで日常がちょっと特別になる──そんな陶磁器を、丁寧に作り続けています。

私たちは、作品だけでなく、それを展示する空間づくりにも心を込めています。出店する毎に進化させてきた什器類は器を展示するだけでなく、まるで物語の1ページにまぎれ込んだような世界観で、器たちがより美しく引き立つ場を演出しています。ぜひ、私たちの空間の中で、ゆっくりとお気に入りの一点を見つけていただけたら嬉しいです。

「シマシマシリーズ」縞模様が奏でるやわらかな表情。毎日の食卓にそっと彩りを。

「めがねマグカップ」日常にひとさじのユーモアを。取っ手がめがねの楽しいマグカップ。

「陶胎漆器フリーカップ」陶に漆をまとわせた異素材の融合。手にやさしい温もりの器です。

「壁掛け花器」花と器が壁にとけこむ静かな存在感。暮らしに寄り添う装飾花器。

「桜色シリーズ」やわらかな桜色が静かに灯る器。暮らしに寄り添う優しい器です。

「銀彩シリーズ」時を経て深まる銀彩の風合い。静かな華やぎを添える器のかたち。

「暮縞ブース」作品のみならず細部まで作り込まれた私ども暮縞ブースの世界観をお楽しみください。