yuta maruoka

群馬
  • ガラス
yuta maruoka

移り変わる光を受けた空間にはさまざまな色が生まれます。自分の制作はそれらを映す器でありたいと考え、日々制作しています。アートワークから身の回りのものまで、ガラス素材を通して陽の光が映すかたちを提案できればと思います。今回は「pool」シリーズのアイテムとともに、昨年末に発表した卓上オブジェクト「雲」シリーズを中心に出展いたします。

ー pool ー
プールを切り取ったようなプロダクトライン。底に落ちる光の線は、今そこにある光を集めて映し出します。

香から落ちた灰は 水面に浮いた落ち葉の影を落とすように。メモ書きした紙の上、机の木目の上には 水たまりがあるように。箸置きはピースを組むことで 大きなプールになるように。

晴れの日も雨の日も、
ガラスを通してその場その時間にある光の色を見つけていただけたら嬉しいです。

Q.ガラスの道を志すこととなったきっかけや思いを教えてください。
長い夜の極夜がある冬の北欧では、昔から少しでも明かりを感じるために窓辺や蝋燭の近くにガラス瓶やコップを並べたりする習慣があると学生の頃に知り、その文化や人の営みに感動したのを覚えています。

当時、漠然とランドスケープや空間デザインに興味があった私にとって、
モノの面白さ、モノから空間が生まれるようなエピソードに自分が好きなことは何か改めて気づかせてもらいました。

Q.どんな瞬間に、どんなものやことからアイデアを引き寄せていますか?
旅先で、この景色を作っているのはなんだろうと思うようにしています。それは家々の屋根の色かもしれないし、生えている植物の背の高さかもしれない。そうすると一つ一つに興味が湧いて面白い発見が生まれるのじゃないかなと感じています。

Q.音楽、道具、食べ物、空間など、手を動かす時に欠かせないものを教えてください。
音楽とラジオですね。それ聞くために作業を始める時もあります(笑)

Q.どんなアトリエで制作していますか? またアトリエのお気に入りポイントを教えてください。
それまで農機具が入っていた祖父の代に建てた納屋を改造して工房にしています。
土壁に漆喰といった当時からある壁の色と質感がお気に入りです。

Q.丸岡さんの「pool」シリーズに心奪われますが、そのテーマでもある“光”に関して、最近素敵な光を感じた場所、時間帯を教えてください。
冬の明け方、トイレに入った時その空間全体が深い青に染まる時間がありました。外の景色に反射した光は窓から注ぎ込み、影の濃淡と光のコントラストを作っていた空間にはとてもグッときましたね。思わず自分の手を眺めてしまいました。