verrevie
韓国
茶席にそっと寄り添う茶杯、湯冷まし(宿盂)、蓋碗などの茶道具を中心に、ガラスが内包する光と温度の上に、日常の感情や記憶を幾重にも重ねて表現しています。指先の小さな揺らぎ、炎、そして時間の積層が紡ぎ出す質感や、澄み渡る透明度を通して、“完璧さ”よりもそのものが宿す“固有の表情”を写し取りたいと考えています。
季節の移ろいや情緒を映し出したシリーズを展開しながら、日々の暮らしに溶け込む“用と美”が共存する道具を作り続けています。
今回の展示では、ぜひ作品を手に取り、光にかざしてみてください。皆様それぞれの日常に静かに染み込んでいく、ガラスの物語に触れていただければ幸いです。
한국에서 유리를 이용하여 작업하는 verrevie입니다. 찻자리에 놓이는 잔·숙우·개완 등 차도구를 중심으로, 투명한 재료가 품은 빛과 온도 위에 일상의 감정과 기억을 겹겹이 담아냅니다. 손끝의 작은 흔들림과 불, 시간의 결이 만든 질감, 맑은 투명도를 통해 ‘완벽함’보다 ‘고유한 표정’을 기록하고자 합니다. 계절의 색과 감정을 담은 시리즈를 이어가며, 쓰임과 감상이 함께하는 도구를 만들어갑니다. 이번 자리에서 작품을 손에 올려 빛에 비춰보며, 각자의 하루에 조용히 스며드는 유리의 이야기를 만나보세요.
Q.ガラスの道を志すこととなったきっかけや思いを教えてください。
幼い頃、父が海外から持ち帰ってきたクリスタルのグラスやオブジェを通して、自然とガラスという素材に触れていました。光を受けるたびに表情を変えるその姿が、子ども心にもとても印象的だったことを覚えています。 その後、高校生の頃に、韓国にもガラスを専門的に学べる学科があることを先生から教えていただき、改めて興味を持つようになりました。
実際に学び始めてからは、ガラスが持つ透明感や、熱によって形を変えていく物性に強く惹かれました。 思い通りにならない繊細さと、偶然によって生まれる美しさ。その両方を受け入れながら制作を続けているうちに、気づけば今の仕事へとつながっていました。私にとってガラスは、感情や記憶、時間の層を静かに映し出してくれる素材です。
Q.どんな瞬間に、どんなものやことからアイデアを引き寄せていますか?
特別な瞬間というより、日々の中でふと心に残る小さな場面からアイデアを受け取ることが多いです。窓辺に差し込む光、季節が変わるときの空気、使い込まれた道具の質感、静かな時間の中で感じる感情など、言葉になる前の感覚を大切にしています。 ガラスは透明でありながら、光や影、厚み、表面の揺らぎによってまったく違う表情を見せる素材です。そのため、日常の中にあるかすかな変化や、すぐに消えてしまうような感情を、ガラスの中に留めるような気持ちで制作しています。 私にとってアイデアは、何かを探しに行くというより、日々を過ごす中で静かに沈んでいった感覚が、ある時ふと形として浮かび上がってくるものです。
Q.音楽、道具、食べ物、空間など、手を動かす時に欠かせないものを教えてください。
制作するときに欠かせないものは音楽です。その日の体調や気分によって聴く音楽は変わりますが、音楽があることで手の動きや呼吸のリズムが自然と整っていくように感じます。 ガラスの制作は、温度やタイミング、ほんの少しの手の動きによって仕上がりが変わるため、自分の感覚に集中する時間がとても大切です。音楽はその集中を助けてくれる存在であり、同時に気持ちをやわらかく保ってくれるものでもあります。 静かな曲を聴く日もあれば、少しリズムのある音楽に支えられる日もあります。その時々の心の状態に寄り添ってくれる音楽とともに、ガラスと向き合っています。
Q..作品制作にあたって、なぜ茶道具をあえてガラスで作ることを選んだのでしょうか?
幼い頃からお茶やコーヒーを飲む時間が好きでした。特にコーヒーが好きで、自然と器や道具にも関心を持つようになり、ひとつの飲み物を囲む時間の中にある道具の役割に惹かれていきました。 その後、知人を通して茶道具の世界に触れる機会がありました。私にとってそれはまだよく知らない世界でしたが、静けさや所作、器と手の距離感、そして道具に込められた時間の感覚がとても印象的でした。
茶道具は、ただ使うためのものではなく、手に取る人の気持ちや、その場の空気まで受け止める存在だと感じています。ガラスは光を通し、内側の揺らぎや厚みまで見せてくれる素材です。その透明さが、私が表現したい感情や記憶、時間の層とよく重なりました。 だからこそ、茶道具をガラスで作ることは、私にとって自然な選択でした。使う道具でありながら、光や手触りを通して静かに心に残るものを作りたいと思っています。
Q. 「用」の延長線上にある「美」というイメージについて、verrevieさんの目指す理想像はどんなものでしょうか?
私が考える「用」の先にある「美」は、使う人の日常の中に静かに溶け込みながら、ふとした瞬間に心に触れるような美しさです。特別に飾られるものではなく、手に取られ、使われ、時間をともにする中で少しずつ深まっていく美しさに惹かれます。 器は、完成した瞬間が終わりではなく、誰かの手に渡り、暮らしの中で使われることで新しい表情を持ち始めるものだと思います。お茶を注いだときの光、手の中に収まる重さ、口元に触れる薄さや温度。そうした小さな感覚の積み重ねが、道具としての美しさを作っていくのだと感じています。
verrevieが目指しているのは、機能だけでも、装飾だけでもない、その間にある静かな存在です。日々の何気ない時間に寄り添いながら、使う人の感情や記憶とともに少しずつ完成していくような道具を作りたいと思っています。
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