田中ちあき

鳥取
  • 陶芸・粘土
田中ちあき

色の異なる粘土を組み合わせて模様を描く「練り込み技法」を用いて「日々の食卓を楽しく彩るうつわ」を目指しながら作陶しています。金太郎飴のようにうつわの表裏に模様が現れるのが特徴です。

粘土に顔料を混ぜ、独学の練り込み技法で具体的なモチーフを使うことで、カラフルでポップに仕上げています。工程上、思った通りに仕上がることは少なく、意図しない模様の揺れや歪みがどこか愛嬌のある表情となって現れます。「大人でも使いたい可愛らしさ」を意識し、図案や色味に配慮しています。

◎来歴
2013 岡山県立大学デザイン学部造形デザイン学科 セラミックデザインコース卒業
2018 鳥取県鳥取市にて工房を開く
2023 鳥取県倉吉市に工房を移転

◎個展・出展
2026.5 フィールドオブクラフト倉敷 (岡山県)
2025.9 pivert(熊本県)
2025.8 cafe×atelierZ (岡山県)
2025.5 フィールドオブクラフト倉敷 (岡山県)

Q.陶芸の道を志すこととなったきっかけや思いを教えてください。
小さい頃から絵を描いたり手先を動かすことが好きでした。大学で陶芸を学び、卒業後は社会人として働いていましたが、制作を続けたい気持ちがあったのでもう一度やってみることにしました。陶芸家を志すというより練り込み技法での制作が楽しくて今まで続いている感じです。

Q.どんな瞬間に、どんなものやことからアイデアを引き寄せていますか?
自分が心惹かれるモチーフや好きなものを作ることが多いです。

Q.音楽、道具、食べ物、空間など、手を動かす時に欠かせないものを教えてください。
制作中は映画やドラマを流していることが多いです。初めて見る作品は画面を見てしまうので、見たことがあるものを選んでいます。サメ柄を組んでいる時はサメが登場する作品を流していました。よく見る作品は「ジュラシックパーク」「エイリアン」です。

Q.恐竜や動物、可憐な小花柄といったポップなデザインを、伝統的な「練り込み技法」で落とし込む今のスタイルには、どういう道のりでたどり着いたのでしょうか?
練り込み技法との出会いは学生の頃です。カラー粘土に触れる機会があり、そこで初めてモザイクのような柄を組みました。カラフルな粘土でもっと具体的なモチーフを柄にしたいと思い、独学で勉強し今にいたります。

Q.田中さんならではの“大人可愛い”色選び、そのインスピレーションの源はどこにあるのでしょうか? また、色を作る際に意識していることはありますか?
私自身が可愛すぎるものがあまり得意ではないので、モチーフが可愛らしいものは背景色に落ち着いた色を選んだり、全体が落ち着いたイメージなら差し色にポップな色を合わせるようにしています。粘土に粒子の粗い土を混ぜているので、土の風合いを生かすような柔らかい色味になるよう調整しています。