柴田ケイコillustration

高知

MAP/82

  • 木工・かご
柴田ケイコillustration

今年の柴田ケイコ illustration(Kicoro)のテーマは「鳥」です。 私たち夫婦は、自由に空を舞う鳥たちをモチーフに、一つひとつ丁寧に手作業で制作しました。

木工を担当する夫が形づくった鳥たちに、絵本作家・柴田ケイコが一羽ずつ色を重ねることで、まるで木の中に眠っていた命がふっと目を覚ますように、表情や個性が生まれていきます。 木の温もりと、柴田ケイコならではのユーモアや物語性が溶け合い、今年の作品はより一層「柴田ケイコ色」に染まった、いきいきと羽ばたく木工品となりました。

木の質感の中に、楽しさや遊び心、そして小さな物語を感じていただけるよう、私たちらしいアイデアと手仕事を大切に制作しています。ぜひ会場で、鳥たちの表情や佇まいを手に取って感じていただけると嬉しいです。鳥たちとともに、皆さまの日常に小さな笑顔が届きますように。

さらに今回は、柴田ケイコの新作オリジナルグッズを少量ですがご用意しております。 これまでイベントでのみ販売してきたアイテムで、関東圏でのお披露目は今回が初めてとなります。 実際に手に取っていただける機会ですので、どうぞ楽しみにお待ちください。

※当日は柴田ケイコ本人の参加はございませんので、あらかじめご了承ください。

Q.木工(作家)の道を志すこととなったきっかけや思いを教えてください。
自分が作家と名乗るのは少しおこがましい気もしますが、柴田の絵本の仕事が忙しくなり、会社員だった私がサポートに入ったことが大きな転機でした。 もともと個展では、柴田の世界から生まれる“へんてこで愛嬌のある木工”を少しずつ作っていましたが、制作に向き合う時間ができたことで、木の形をつくる楽しさが一気に広がりました。 気づけば、自然と木工の道を歩いていました。

Q.どんな瞬間に、どんなものやことからアイデアを引き寄せていますか?
今年のコンセプトはまず柴田から形の方向性が示されます。 私は制作しながら「もっとへんてこでかわいくなるはず」と思いついた形をつい加えてしまいます。できあがった木工を見た柴田は、「これはいいね」と笑うこともあれば、「これは……却下」と即答することも。そんな掛け合いの中で、アイデアも作品も育っていきます。

Q.音楽、道具、食べ物、空間など、手を動かす時に欠かせないものを教えてください。
制作中は、1980〜1990年代のノリの良い音楽を聴きながら木を削るのが、いちばん心地よいリズムになります。使う小刀や彫刻刀は相棒のような存在で、心の中で「今日も鋭くいこうぜ」と声をかけたくなるほどです。合間のコーヒーが気持ちを整えてくれ、木の粉が舞う作業場は少し散らかっていても落ち着く場所です。 その空間に入ると、自然と手が動き始めます。

Q.夫婦での形成と絵付けのパトンパス。お互いの制作工程をどのように尊重しているのでしょうか?
成形と最後のコーティングは私、絵付けは柴田。役割は分かれていますが、私が木を削りながら「ここを少し曲げたら、もっとへんてこでかわいくなるかも」と形を整えると、柴田はその表情を見て色や線を考えます。ときには「これは……却下」と即答されることもありますが、最終的には形と色のバランスをとりながら、一つの作品へと育てていきます。

Q.今年の作品テーマがなぜ「鳥」になったのか教えてください。
今年は夫婦でバードウォッチングに興味を持ったのがきっかけです。散歩のたびにいろいろな鳥の姿や囀りに足を止め、気づけば「この子はどんな顔かな」と資料を見たり観察したりする日々になりました。そんな時間を重ねるうちに、自然と手が鳥の形をつくりはじめ、柴田の絵付けも「この鳥、こういう色が似合いそう」と寄り添うように進んでいきました。軽やかでちょっとお茶目な鳥たちを、楽しんでいただけたら幸いです。

「木のぬくもり」と「遊び心」から生まれた、カラフルな木の鴨たち

「木のぬくもり」と「遊び心」から生まれた、カラフルな木の鴨たち

木目を活かした素朴な風合いと、自由でカラフルな彩色。「こんな鳥がいたら楽しいな」という木の鳥たち

木目を活かした素朴な風合いと、自由でカラフルな彩色。「こんな鳥がいたら楽しいな」という木の鳥たち

長い首が特徴的な鳥、深い緑色の鳥、くちばしを大きく開けた鳥――それぞれが自由な発想から生まれた、個性豊かな木の鳥たち

長い首が特徴的な鳥、深い緑色の鳥、くちばしを大きく開けた鳥――それぞれが自由な発想から生まれた、個性豊かな木の鳥たち

赤や青、黄色、緑……それぞれ違った色や模様をまとった鳥たち、どの角度から見ても個性的な木の鳥たち

赤や青、黄色、緑……それぞれ違った色や模様をまとった鳥たち、どの角度から見ても個性的な木の鳥たち

幸せを運ぶ鳥として親しまれてきた燕。その姿を、いつまでもそばに置いて楽しめる木の鳥たち

幸せを運ぶ鳥として親しまれてきた燕。その姿を、いつまでもそばに置いて楽しめる木の鳥たち

「木のぬくもり」と「花」と「遊び心」。
三つが出会って生まれた、世界にひとつだけの木の鳥の一輪挿

「木のぬくもり」と「花」と「遊び心」。 三つが出会って生まれた、世界にひとつだけの木の鳥の一輪挿

「今日はキャンドル、明日は一輪挿し。」その日の気分や季節に合わせて、自由に楽しめる木工

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赤いうさぎ、黄色い猫、大きな花――それぞれに違った物語を感じられる木の絵皿

赤いうさぎ、黄色い猫、大きな花――それぞれに違った物語を感じられる木の絵皿