太田一永
広島
主に獣害として駆除される鹿や猪の革を素材にものづくりをしています。季節毎の花弁や、種をついで育てる藍の生葉を直接革に擦り付けて模様を描きます。素材となる革は、野生の動物のため傷や穴などがとても多いですが、その特徴をなるべくそのまま活かせるような作品づくりを心掛けています。トレーや箱、壁面作品、オブジェなど革という素材からはあまり想像しにくい作品が多いですが、荒々しい肩部分、仕止める際にできた穴など素材の不均一性を踏まえて生まれた形です。財布やバッグなど、鹿革の特徴である手触りの良さを感じられる生活周りの道具も展示を予定しています。
山暮らしのお裾分けができれば嬉しいです。
山暮らしのお裾分けができれば嬉しいです。

Q.(陶芸/ガラス/金工/木工/革)の道を志すこととなったきっかけや思いを教えてください。
革はよく分からなかったというのが正直なところで、今も好きかと問われるとよく分かりません。よく分からないからこそ、続けられているのかもしれません。
Q.どんな瞬間に、どんなものやことからアイデアを引き寄せていますか?
素材の持つ制約から生まれる自由さをもとに、たくさん作って並べておいたパズルのピースを人の記憶と繋ぎ合わせて描くようなイメージです。
Q.音楽、道具、食べ物、空間など、手を動かす時に欠かせないものを教えてください。
季節の流れを身近に感じられる環境でしょうか。
Q.かつて生きていた「革」に刃を入れ、次の命(形)を与えるという仕事に、どのような思いを持って対峙していますか?
初めて野生の鹿革と対峙した時は、その生々しい跡に包丁が入れられませんでした。数日考えあぐねて、最初にお守りのようなものを作りました。今でも製作の中に鎮魂の意味合いを込めた作業を組み込んで、心の折り合いをつけています。
Q.形を削ぎ落とし整えていく中で、最終的に「これだけは残したい」と思えるような芯となるものは何ですか?
素材です。製作は手を添える程度でいいと思うくらい素材の力が大きいです。
URL
Instagram:@kazunaga_ota
決済方法
現金, クレジットカード, 各種QR決済, 交通系IC