奥村源基

岐阜

MAP/40

  • ガラス
奥村源基

青いガラス部分は、複数の色ガラス板を重ねて溶かし、かたまりを作ってから、一点一点削り出しています。色と色のガラスが流れながらも混ざりきることなく、一つに重なる美しい瞬間をとじこめた「Layerシリーズ」です。

ガラスは「割れるから......」とマイナスなイメージを持たれることもありますが、その緊張感や儚さもガラスの魅力だと思っています。そこにある一瞬を切りとりたくなるような 静かな美しい佇まいになるよう意識して制作しています。

Q.ガラスの道を志すこととなったきっかけや思いを教えてください。
大学卒業後、花火師として煙火会社で仕事をしていました。デザインから制作・販売まで自身で担えるものづくりがしたいと考えるようになったころガラスと出合いました。ガラスの輝きと繊細で儚いところに花火と同じ魅力を感じたのだと思います。

Q.どんな瞬間に、どんなものやことからアイデアを引き寄せていますか?
工房は自然豊かな森の中にあります。そこで見られる自然の景色や何気ない日常の輝き、幼い頃に見た記憶の断片からアイディアを引き寄せています。

Q.音楽、道具、食べ物、空間など、手を動かす時に欠かせないものを教えてください。
制作する上で、自身の心の状態がとても大事になってきます。朝一番に道具や今ある環境に感謝して心を穏やかにしてからガラスに向かえるようにしています。

Q.ひと目見た瞬間に、グッと心が飲み込まれるほど美しい「Layerシリーズ」。その誕生秘話を教えてください。
沖縄から岐阜にUターンした時に訪れた川での景色から着想をえました。2020年流行り病で不安定な社会情勢の中、自然はいつもと変わらずそこにありました。「この川のように清らかに、しなやかに、時間と日常を重ねていけたら」時間、色の流れ重なりから、Layer〜層〜と名付けました。

Q.吹きとキルンワークを組み合わせるという、多くの時間と労力をかけながら丹精込めての制作。手間暇をかけながらも手仕事へ突き動かされる理由は何でしょうか?
まだ見たことのない景色をみてみたいという思いです。

Layer goblet
青いガラス部分は、色ガラスを幾層にも重ねて焼き、一点一点削り出して形にします。

Layer goblet 青いガラス部分は、色ガラスを幾層にも重ねて焼き、一点一点削り出して形にします。

Layer compoteはチョコレートや、アクセサリーを置いたり、またインセンストレイとしてもお使いいただけます。

Layer compoteはチョコレートや、アクセサリーを置いたり、またインセンストレイとしてもお使いいただけます。

Layer wineglass
吹きガラスとキルンワーク、2つの異なる技法を組み合わせて作られています。

Layer wineglass 吹きガラスとキルンワーク、2つの異なる技法を組み合わせて作られています。

Toudo MINAMO
晩酌用のグラスとして、アイスコーヒーや冷茶用として普段使いしやすいグラスです。

Toudo MINAMO 晩酌用のグラスとして、アイスコーヒーや冷茶用として普段使いしやすいグラスです。

陶芸用の土をガラスにまとわせて制作しています。土の割れ目から光が差し込み淡く輝きます。

陶芸用の土をガラスにまとわせて制作しています。土の割れ目から光が差し込み淡く輝きます。

ガラスと思えない、金属光沢の装飾を施しています。モノクロで構成されることでより輪郭が際立つワイングラスです。

ガラスと思えない、金属光沢の装飾を施しています。モノクロで構成されることでより輪郭が際立つワイングラスです。