ko-ma
鳥取
作品のテーマは「精霊の森」です。ヨーロッパ各地の祭礼で使われるお面や衣装に影響を受け、森に棲む精霊たちをモチーフにした作品を制作しています。ガラスとのコラボレーションで生まれたモンスターやツリーの作品も、あやしい表情を見せてくれます。さまざまな精霊たちの中から、「これだ!」と通じ合う作品に出会っていただけると嬉しいです。
Q.革の道を志すこととなったきっかけや思いを教えてください。
吉田鞄が好きで、作り手になりたいと鞄づくりを学ぶ専門学校に通っていました。そこで初めて革の手縫いに触れたのですが、一針一針が形になっていく感覚がとても楽しく、ミシンよりも夢中になりました。さらに、使い込むほどに色や艶が濃く変化し、傷もふくめて唯一無二の表情になっていく革の”素材”としての魅力に強く惹かれました。今はモンスターばかり作っているので、革の新しい表現を作れる事が楽しいです。20年前に購入した吉田鞄のリュックを今でも愛用しています。
Q.どんな瞬間に、どんなものやことからアイデアを引き寄せていますか?
世界各地のお面や民族衣装、民芸品の本が好きで、面白い本を見つけるとつい買ってしまいます。時間があると何度も読み返して、新しい発見を探しています。さらに、Pinterestを眺めながら、各地の民芸品や衣装の画像をたどってどんどん深みに入り込んでいく時間も好きです。思いがけない組み合わせや形に出会うことで、新しいアイデアが生まれることがあります。
Q.音楽、道具、食べ物、空間など、手を動かす時に欠かせないものを教えてください。
一番欠かせない道具は「目打ち」です。革に印を付けたり、穴を開けたり、革の形を変形させたり、細かい部分に接着剤を塗ったりと、一本で本当にさまざまな役割を担っています。気づけばいつも手に持っている道具です。作業をする時間は、夜中が一番好きです。無音の静かな空間だと、作品と向き合うことに集中できます。
Q.ヨーロッパ各地の祭礼で使われるお面や衣装に影響を受けたとのことですが、特に面白いと思う祭典は何ですか?
イタリア・南チロル地方に伝わる「シュナップフィーシェ(噛みつく獣)」です。見た目は、金属でできた牙が特徴の、背の高い毛むくじゃらモンスターです。恐ろしさもありますが、どこか愛嬌のある姿が共存していて、不思議な魅力があります。名前も直訳でそのまんまなので、良いですね! 年明けに街中を練り歩くそうです。
Q. もし“怪しい森”へ行けるとしたら、精霊たちとどのように過ごし、何をしますか?
人間が入ってはいけない世界だと思うので、自分もモンスターの仮装をして紛れ込みます。見つからないように少しビクビクしながら、精霊たちがどんな暮らしをしているのか、どんな会話をしているのかを、人間とバレないようにひっそりと探検してみたいです。
URL
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