フジタマリ
岡山MAP/84
木そのものが持つ色や木目を組み合わせることで生まれる表情や、手に触れた時の馴染みやすさ、暮らしの中でふと心が和らぐような存在を目指しています。
会場では、木それぞれの色合いや質感、細かな手仕事ならではの表情を、ぜひ実際にご覧いただけたら嬉しいです。暮らしの中で長く寄り添える一点を見つけていただければ幸いです。
Q.木工の道を志すこととなったきっかけや思いを教えてください。
美術大学では、石の彫刻を専攻していました。卒業後の進路を考えていたとき、高校生の頃に家具職人に憧れていたことを思い出しました。「自分で仕事をしていくなら、木工だ」と思い、木工の道へ進むことにしました。彫刻を学んできた経験も、きっと木工に活かせるだろうと思ったことも、この道を選んだ理由のひとつです。
Q.どんな瞬間に、どんなものやことからアイデアを引き寄せていますか?
美術館に行ったり、本を読んだり、旅行をしたり。
そうした中で出会ったものや景色から、形や色の組み合わせを考えることがあります。でも、特別な場所だけではなく、何気ない日常の中でふと目にしたものや、感じたことが、作品のアイデアにつながることも多いです。
何かを探しているときよりも、ふとした瞬間に「これ、面白いな」と感じたものが、あとから作品につながっていくことがあります。
Q.音楽、道具、食べ物、空間など、手を動かす時に欠かせないものを教えてください。
ぼーっとしていて、どうもやる気が出ない日でも、工房に行くと自然とスイッチが入ります。工房では、地元のFMラジオを流しています。いつもの時間に、いつものDJさんや番組の声が聞こえてくることが、なんとなく落ち着きます。私にとっては、そんな工房の空間そのものが、ものづくりに欠かせないものなのかもしれません。
Q.異素材の木材を組み合わせた、天然なカラフル作品が特徴的ですが、今の作風に行き着いた経緯を教えてください。また木材を組み合わせる際に、意識していることを教えてください。
家具工房で働いていたとき、さまざまな種類の木材に触れ、それぞれが持つ表情の豊かさに出会いました。働きながら、仕事が終わった後に毎日、自分の作品を作っていました。絵を描き、そこから形を考えたり、木を組み合わせたり。その頃に作っていたものたちが、今の作品の始まりになっています。
木材を組み合わせるときに意識しているのは、木と木がお互いを一番引き立て合う組み合わせを考えることです。色の違いだけではなく、木目や質感も見ながら組み合わせています。また、手で描いたフリーの曲線を組み合わせてデザインすることで、木の色や表情がより柔らかく感じられるよう心がけています。
オーダー品も数多く制作していますが、中でも印象的だったご依頼のエピソードを教えてください。
10年ほど前、クラフトフェアで私の作品を見てくださった方が、ひとつの作品写真を頼りに、年月を経て私を探し出して連絡をくださいました。そのときは「いいなぁ」と思ってくださっていたそうですが、何年も経ってからオーダーという形で声をかけていただけたことが、とても嬉しかったです。
ご依頼いただいたのは引き出し小箱で、お客様が使いやすい寸法に合わせて制作しました。駆け出しの頃に出展したクラフトフェアで見ていただいた作品が、10年の時間を経て、もう一度つながった。作品を作り続けてきてよかったなぁと思いました。種をまいた場所から、10年後に芽が出たような感覚でした。
オーダーは、自分ひとりでは考えたり作ったりしないようなものが生まれるので、私にとってとても楽しい仕事のひとつです。大変なこともありますが、新しいものに挑戦するきっかけにもなり、そこからまた新しい作品が生まれていきます。
URL
Web:fujitamari.net
Facebook:@fujita_mari_
Instagram:@fujita_mari_
決済方法
現金, クレジットカード, 各種QR決済
お店の一押し商品はこちら!
三日月をイメージして2種類の木を合わせた時計です。壁掛け、置き型兼用です。
3種類の木を組み合わせ、手で削り出した一輪挿し。銅管入りで水を入れられます。
大切なものを入れるための引き出し小箱。寄木と丸みのある形が特徴です。
削り出した脚と頭の飾りが特徴の、家具のような引き出し小箱。
昭和の型板ガラスと寄木をアクセントにしたジュエリーボックス。
曲線で木と木を合わせ、丸みのある形に仕上げた寄木小箱。
曲線で木と木を合わせ、丸みのある形に仕上げたリングケース。3種類のデザインがあります。
曲線で木と木を合わせた寄木のティッシュケース。お部屋のワンポイントに。
2種類の木を合わせた壁掛け一輪挿し。丸みのある形がお部屋に馴染みます。