舞台は第二幕へ
2026.08.28
みなさま
こんにちは。手紙社のキモトです。
昨年からの「クラフェスだより」読者のみなさま、お久しぶりです。
こうしてまたみなさんに向けて思いを伝えられる機会が巡ってきました。そう、今年も10月に「東京クラフトフェスティバル」がやってまいります! すでにこのサイト内の出店者一覧やInstagramでチェックしてくれている方もいらっしゃると思いますが、今回も素晴らしい作り手の方々に参加していただきます。その数なんと、約140組。日本各地、そして海外からも珠玉の作り手が集まります。数が全てだとは思いませんが、これだけの愛おしい作り手が存在するということ、そしてそれが私たちの目で見て、手で触れ、味わい、心から「良い」と思った作品、商品を生み出す方々であること。そんな作品や作り手が一堂に会するという事実に、深く、深く感激しています。
そんなクラフェスが近づいているということは、この「クラフェスだより」も、いよいよ始動。私たち“クラフェス”チームがどんな思いでその開催に向けて準備しているか、普段どんなことをして、作り手とどのように交流しているのか、発信していけたらと思います。イベントのお知らせだけじゃなく、私たちとみなさんが少しでも近づけるような媒体にしたい、作り手の魅力を最大限にお伝えしたい、その思いで生まれたのがこのクラフェスだよりです。ぜひ、お付き合いいただけたら嬉しいです。
ご挨拶が遅くなってしまいましたが、簡単に今回のクラフェスチームのメンバーをご紹介させていただきます。まずはリーダーのナカムラ(今年から大抜擢!)、そして私キモト(実はサブリーダー!)、ここに新メンバーのスエヨシを加えた3人が新生クラフェストリオです。毎日真剣に、時に愉快にクラフェスに向け準備を進めていますので、ぜひ温かな目で見守ってください。もしこの中で「キモトってどんなヤツなのだろう」と気になってくださるニッチな方がいましたら、こちらの記事を読んでいただけたらと思います。そしてよりコアな読者の中には、「コイケとナガオカはどこに行ったんだ……」と思ってくれている方もいらっしゃるかもしれません(もしいらっしゃいましたら、一番下にあるニッコリリアクションボタンを押してください)。二人は別のチームで、でもずっとそばで、クラフェスを見守ってくれていますよ。私は勝手に、5人チームだと思って頑張っています。
*こちらは、昨年のクラフェスで作り手の皆さんへ向けてお話をするコイケとナカムラです
さて、改めて2回目の開催が叶う「東京クラフトフェスティバル」。手紙社が大切にしてきた全ての始まりと言える「もみじ市」のマインドを継承すべく、手で一からものを生み出す作り手にフォーカスした催しです。この第2回開催の決定を受けた時、私の中で様々な感情が沸き起こりました。あるイベントの2回目が開催されるということは“当たり前のことではない”からです。手紙社に限った話ではなく、かつてイベントは種類も数も少なく、中心となるのは地域に根差したもの、そして同じ思想をもつ仲間たちの輪で繋がっていくものでした。それが情報化社会の進展とともに、今まで生きてきた畑とは全く異なる方が、興味を持つきっかけとなるものへと、間口が広いものへと変化して行きました。さらに近年ではコロナ禍によって、集う、交流するということが一切行われなくなり、気持ちも行動も内側に籠る時代を経験しました。その後自由が取り戻され、人々は体験することや実際に足を赴くことに、より一層価値を感じるようになったと思います。高まり続ける需要、それに伴い近年はイベントの数が急激に増加してきました。運営する団体も増え、毎週、いや、毎日と言っても過言ではないほど、あらゆる土地、あらゆるジャンルのイベントが行われています。
何が言いたいかというと、「生まれやすい」ということは、その分「続かない」ということ。数が増えたことにより、各イベントごとの違いが分かりづらくなっていないでしょうか。開催する側としては、もちろんそれぞれ全く別物として企画しているはずですが、情報を受け取る側からしたら、その差はごく僅かなものでしょう。1つに注がれていた愛が分散していく、続けていく思いが途絶えてしまう、みなさんが想像するより簡単に、終わりは来てしまうものなのでは、と想像しています。そんな世の中で、第二幕を始められるということの重要性は、計り知れないのです。先ほどもお伝えしたように、もみじ市から生まれたクラフェスには、もみじ市発足当初からお付き合いのある作家さんも参加しています。そして、新たに仲間に加わってくれた作家さんもたくさんいます。私たちに付いてきてくれる作り手、そして共感してくださるみなさんが「またやって欲しい」「どうか続けて欲しい」と、数あるイベントの中でクラフェスに思いを寄せてくださったから、次に進むことができたのです。この大きな一歩には、私だけでなく他の手紙社のメンバーも喜びと感動に溢れていました。
感動や思い、そして人生を表したい。そんな衝動から手を動かさずにはいられず、何もないところから形あるものを生み出す。ひとつとして同じ条件では生まれない心情から誕生する、美しく愛おしい作品。作り手の思いに心動かされ、作品に魅了された人が、自分の手元にそれを迎え入れる。この創造の循環は、私たち人類が生み出した、美しい文化に他なりません。作り手とその作品の使い手、双方の思いを私は見届けたい。その思いが通じ合える場所が「東京クラフトフェスティバル」でありたい。
珠玉の作り手の作品に触れる、手仕事を体験する。長く続く、愛されるイベントとなるよう、私たちは私たちにしかできない手仕事の魅力を伝えていきます。
手紙社がお届けするクラフトの祭典。
みなさんにとって、かけがえのない2日間となりますように。 
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